おやこ劇場のはじまり

1960年代、テレビが普及して、子どもたちの外あそびが減りはじめたころ、九州の大学生・こどもの発達に関わる研究者や地域の母親たちが、ひとつの会をつくりました。

それは子どもたちが一緒に遊ぶ機会や、良質な文化に出会う場(そのひとつが演劇や音楽の舞台を親子で鑑賞すること)をみんなで協力してつくっていく会でした。

この活動が「おやこ劇場」または「子ども劇場」と呼ばれて、全国に拡がったのです。

おやこ劇場の役割

各地域で独立した活動をしながら、県単位・地方単位・全国レベルでのつながりをもち、会があることによって劇団や音楽集団等が競って良質の作品を創作する環境が生まれ、子どものための舞台作品のレベルの底上げにつながりました。

また他にも子どもたちを中心においた活動(キャンプ・合宿・こどもまつり・表現遊び、その他いろいろ)もたくさん創り出され、体験の場・心の成長の場となっています。

会員になると...ー積み重なっていく体験ー

舞台鑑賞をはじめとする、いろいろな芸術文化に遠くまで出かけなくても身近な場所でふれることができ、さらに地域の仲間と一緒にみることで鑑賞する力がのびていきます。

そして、その仲間と鑑賞だけではないいろいろな場を一緒に楽しむことが、地域で育つ子どもたちの成長にうるおいをもたらすと考えています。

幼児期から小学生・中学生と成長する間、つきあう大人は親か先生(塾でも)だけというケースが多い中、おやこ劇場ではそのどちらでもない大人とのつきあいができます。親や先生とはまた違った視点でみてもらえる機会があるのです。

親の立場から言えば、自分の子ではない子には大らかに対することができるため、親には見えにくいその子のいいところがよく見えます。

大人にとっても子どもたちと楽しみながら、アイデアを出しあったり、計画をたてたりするなかで親として仲間を得、成長する場にもなり得ます。

そのような親どうしの関係、子どもどうしの関係、さらに親子ではない大人と子どもの関係の中で、たくさんの大切な体験が生まれます。

自由なつながり方ができる「朝霞おやこ劇場」

現会員の中には習い事等と両立している方がたくさんいます。またお母さんが仕事をもっている方もたくさんいます。会費を払ってお知らせの配布物に目を通していただければ、あとはどのくらい深くかかわるかは自由ですので、濃くも薄くもつながり方はいろいろです。

あっ、でも舞台鑑賞の日(ほとんど土曜か日曜)は参加した方がいいですよ。だってこれこそがこの会の特徴だから!

こんな「朝霞おやこ劇場」の仲間にあなたもどうぞ。

入会のご案内をご覧ください。